category: コンピュータ・ネット
DATE : 2007/02/15 (Thu)
DATE : 2007/02/15 (Thu)
UNIX系OSの標準コマンド『cal』に関するちょっと不思議な話。「知識・体験」系のネタとして。
[POINT]calコマンドは画面上にカレンダーを表示するコマンド
calは画面上に今月分のカレンダーを表示するコマンドである。また、任意の年月が知りたい場合は「% cal 月 西暦」と入力すると、その月のカレンダーが表示される。例えば「% cal 4 1975」と入力すると1975年4月の1日から30日までのカレンダーが表示され、それぞれの日の曜日が分かる。
[POINT]calで1752年の9月のカレンダーを表示しようとすると…
このcalコマンドで1752年の9月のカレンダーを表示するには「% cal 9 1752」と入力すればよい。しかし、実際にその出力結果を見てみると、なにかおかしいことに気がつくだろう。2日の次に3日でなく、いきなり14日になっているのだ。日数にすると、この月は19日しかない。なぜ?
[POINT]1752年9月は歴史上、ユリウス暦からグレゴリオ暦へ転換した時期にあたる。
この現象はバグではなく、ユリウス暦からグレゴリオ暦へ転換した時期にあたり、調整のため11日分がカットされているのだ。(こちらのサイトが詳しいのでご参照。「calであそぶ」)
[POINT]よくこれで後輩をからかった
このことはcalに関するmanページにも書いてある。昔IT業界に居たときにこれで後輩をからかったりした。「おい、お前なにした?明らかに表示がおかしいぞ?」って。我ながら面倒くさい先輩だったなw
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