３つの電球の話

３つの電球を利用したある問題の話。聞いたところによるとIBMの入試問題になったこともあるとか。「小咄」系のネタとして。

［POINT］IBMの入試にも出たという「３つの電球」の問題
問題の内容は以下のとおり。

あなたは窓がなく、ドアが１つあるだけの密室に１人で居ます。その部屋の中には３つのスイッチがあり、それぞれON／OFF切り替えができます。またそれぞれのスイッチをA、B、Cとします。

一方、あなたのいる部屋の隣の部屋には、３つの電球が置いてあります。あなたの部屋にあるスイッチは、この電球をON／OFFするためのものです。ただし配線は床下を通っており、スイッチがどの電球と繋がっているかを知ることはできません。

またあなたがいる部屋から隣の部屋の様子を知ることは出来ません。つまり、スイッチを操作した結果、隣の部屋にあるどの電球がついたり消えたりしたかを知ることはできません。ただし、あなたは一度だけ自分の部屋を出て、電球のある隣の部屋に入ることができます。

そのときに、３つの電球のそれぞれが、どのスイッチ（A、B、C）と繋がっているかを答えるには、どうすればよいでしょうか？

スイッチは３つともOFFの状態になっており、あなたは隣の部屋に行くまでにどのスイッチを何度操作してもかまいません。

［POINT］ヒントは…（この↓に書いてます。）
この問題、身内の中では出した瞬間に正解した人もいましたが、大抵はいくつもヒントをもらってやっと辿り着くというのが席の山でした。ヒント：電球の性質をよく考えて見ましょう。

 

［POINT］正解は…（この↓に書いてます。）
部屋の中のスイッチをどれでもいいので２つOFFからONに切り替えます。しばらくその状態で待ってから、２つのうちの１つをONからOFFに切り替えて、隣の部屋へ行きます。３つの電球のうち、明かりがついているものはONにしたままのスイッチと分かります。残りの２つのOFFの電球については、手を触れて温度を確認し、温かい方が一度ONにしてまたOFFにしたスイッチで、温かくないほうがもともとOFFのままだったスイッチです。

※同様に温度差を利用した判別なら正解です。